アンタエウスオオクワガタ、シェンクリングオオクワガタ、国産ヒラタクワガタ、外国産ヒラタクワガタ、国産ミヤマクワガタ、ユーロミヤマクワガタ、キクロマトス、ノコギリクワガタ全般など材産み(木に産卵)とマット産み(オガクズ)の両方またはマット産みの種類全般に必要な飼育用品をご紹介しています。まとめてくくっていますが、それぞれ特性が少しずつ違います。ここでは私の偏見によりタイトルはミヤマクワガタの飼育とさせていただいています。
産卵セット
準備するもの
@飼育ケース 昆虫飼育用ケースの中サイズ以上、コバエシャッター中以上
A産卵木 スーパーカワラ材またはコナラ材、やや柔らかめがいいです。国産ミヤマは材は特に入れる必要はありません。
Bマット フェロールマットを使用します。特に上記の種類にはフェロールマットが効果を発揮します。マットと材両方に産むものが多いですので両方ともいいものを選びます。
Cゼリー プロゼリーW−1。メスは産卵のために栄養が必要です。高タンパクのものを選びます。
セットの仕方
@アンタエウス、シェンクリング、ヒラタクワガタ、ノコギリクワガタ、キクロマトス各種
容器の下3cm〜5cmくらいにフェロールマットを硬く敷き、その上に産卵木を置きます。産卵木をフェロールマットで覆い、ゼリーをセットしたらセットは完成です。マットの水分は手で強く握って水がしたたらない程度ですが、下に敷く部分はやや水分多めがいいです。産卵木は1日程度水に浸し、少し水気を切ったらOKです。スーパーカワラ材は水分が含まれていますのでそのまま使用可能です。
Aミヤマクワガタ
材には産卵しませんので、カブトムシと同じマットのみを使用する産卵セットで問題ありませんが、足場として材を入れておいてもいいと思います。容器の下3cm〜5cmくらいにフェロールマットを硬く敷き、その上にフェロールマットをかぶせます。少し手で押す程度の硬さで構いません。マットの水分は手で強く握って水がしたたらない程度ですが、下に敷く部分はやや水分多めが適しています。
産卵まで:オスとメスを一緒に飼育し(ペアリングという)、1週間ほど経ったら組んでおいた産卵セットにメスだけ移します。ペアリング時、産卵時は高タンパクのゼリーを使用し、エサは切らさないようにしてください。1、2ヵ月後産卵木を取り出しマイナスドライバーなどを使って幼虫をつぶさないように割ります。取り出した幼虫は菌床に入れます。卵が出てきたら乾燥しないようにマットなどで覆い、孵化まで待ちます。孵化したらマットや菌床に入れます(ヒラタ、アンタエウス、シェンクリングは菌床、マットどちらでも可、ノコギリ、キクロマトスはマットの方が扱いやすい、ミヤマはマット)。産卵時期は温室を使用しない場合は5月〜9月くらいです。
詳しくはこちら→ 産卵セットの組み方
コバエシャッター
クワガタムシ、カブトムシ専用にコバエ防止、乾燥防止を目的に飼育者の立場から開発されたものです。飼育時の今までの問題点をすべて解決した商品です。クワガタ飼育には必需品です。詳しい説明はこちらです。
スーパーカワラ材
カワラタケの菌が周りを覆った殺菌済み産卵飼育材。菌が生きていますので通常の産卵木より効果が表れます。詳しい説明はこちらです。
コナラ材
通常産卵に使用するコナラの腐朽材。詳しい説明はこちらです。
フェロールマット
産卵促進用マット。主にマットにも産卵する種類に使用します。詳しい説明はこちらです。
プロゼリー
高タンパクゼリー。ペアリング時、産卵時、産卵後の体力回復に効果があります。硬めで液ダレなしで扱いやすくなっています。詳しい説明はこちらです。
W−1
無着色、無香料、保存料無添加の自然タイプ高タンパクゼリー。ペアリング時、産卵時、産卵後の体力回復に効果があります。硬めで液ダレなしで扱いやすくなっています。詳しい説明はこちらです。
飼育セット
成虫飼育、産卵セットに必要なものがセットになっています。詳しい説明はこちらです。
幼虫飼育
準備するもの ※外国産のクワガタは温室が必要です
@幼虫のエサ アンタエウス、シェンクリング、ヒラタは新外産菌床AG(マットも可)。ミヤマクワガタ類は栄養フレークEX、ノコギリクワガタ類は栄養フレークEXまたはKBカワラ菌床KBカワラMO。またノコギリやキクロマトス属はKBカワラ菌床KBカワラMOフェロールマットを混合したものをしようするといい結果が出ているようです。
@菌床飼育
菌床は新外産菌床、AGを使用しますがKBカワラMOも使用可能です。菌床はブロックを自分でビンに詰め替えて使用してもいいですし、ビンに詰めてある既製のものを使用しても構いませんが、ここでご紹介している種類は新しいものより少し寝かせたもの(2週間〜1ヶ月程度)を使用したほうが安全です。通常羽化まで2〜4本使用します。1本目は500cc前後から1000cc前後のビンで飼育するといいでしょう。
1本目をセット後数ヶ月もすると菌床に黒い部分が増えてきます。だいたい半分から7割程度黒くなったら交換です。期間を決めて2、3ヶ月で交換するやり方もあります。1本目でだいぶ大きくなっていますので、2本目はオスでしたら1000cc以上、メスでしたら1000cc以下の容器に入れ替えます。
2本目以降は幼虫の喰いの状態でエサ交換するのが簡単です。半分から7割程度黒くなったら交換してください。幼虫の成長具合を見て容器を選択しますが、20g程度でしたら1000cc程度、30gを超えるようなものは1500cc以上の容器をお勧めします。外国産ヒラタやギラファなど50gを超えるようなものは最低2000ccの容器が必要になります。
夏に幼虫を菌床に入れたものは通常1年前後で羽化します。エサの様子を見て交換しますが場合によっては4本目以降が必要なこともあります。
羽化の時期は交換時の幼虫の色で推測しますが、黄色くなっている幼虫でしたらその後交換なしで羽化させることができると判断します。
幼虫は成熟したら、前蛹→蛹→成虫になります。前蛹と蛹の時はデリケートですのであまり衝撃を与えない方がいいでしょう。また羽化後は柔らかいので2週間以上置いてから取り出すようにしましょう。
Aマット飼育
栄養フレークEXを使用しますが、菌床同様1本目は500cc前後から1000cc前後のビンで飼育するといいでしょう。マット飼育の場合のエサ交換は慣れてくれば交換時期を見極められると思いますが、初めのうちは2〜4ヶ月を目安に定期的に交換するやり方が簡単です。菌床飼育同様、幼虫の成長具合を見て容器を選択しますが、20g程度でしたら1000cc程度、30gを超えるようなものは1500cc以上の容器をお勧めします。外国産ヒラタやギラファなど50gを超えるようなものは最低2000ccの容器が必要になります。夏に幼虫を菌床に入れたものは通常1年前後で羽化します。エサの様子を見て交換しますが場合によっては4本目以降が必要なこともあります。
ミヤマクワガタは羽化まで2年以上かかることがありますが、1年で羽化したものより通常サイズは大きくなります。低温でじっくり飼うのがミヤマクワガタ飼育のポイントになります。
新外産菌床
オオヒラタケ菌床。ブナ主体、粗め混合。オオクワなどオオヒラタケ菌床で飼育できる種類全部に使用することができます。持ちがいいのが特徴なので3齢には特にお勧めです。詳しい説明はこちらです。
AG
オオヒラタケ菌床。ブナ主体、やや粗め混合。オオクワなどオオヒラタケ菌床で飼育できる種類全部に使用することができます。栄養価が高いので初、2齢にお勧めです。詳しい説明はこちらです。
栄養フレークEX
カブトムシ幼虫飼育用。クヌギ微粒子マットをベースにオリジナルの添加剤を加え発酵させたもの。クワガタ幼虫飼育にも使用できます。詳しい説明はこちらです。
KBカワラMO  
カワラタケ菌床。ブナ中粒子。主ににタランドゥス、オウゴンオニクワガタなどオオヒラタケ菌床で飼育が難しい種類に使用しますが、菌床飼育が可能な種類のほとんどに使用することができます。