穴が開いているのでそのまま振りかけることができます。
85g入
デュビアにダスティングした場合 カルシウム・リン比=2.5:1前後
コオロギにダスティングした場合 カルシウム・リン比=2.8:1前後
ジャイアントミルワームにダスティングした場合 カルシウム・リン比=1.4:1前後
ジャイアントミルワームは付着する量が少なくなるため少し数値が下がります。ワーム類は付着しにくいので1.5:1以下くらいになる計算ですが、1:1以上は確保できます。デュビアやコオロギについては理想値と言っていいと思います。 
※昆虫の栄養価は主に絶食状態のものが基準になっていますが、生き餌を与える場合は絶食で与える環境は少ないと思われます。Ca/P比が低いエサ(リンが多いエサ=穀物のみを与えている場合など)を与えている場合はリンの比率が高くなると推測できますので、上記数値より下がる可能性があります。それらも踏まえ本製品は昆虫にダスティングした時のCa/P比の目標値を少し高めの2:1~4:1程度としています。
またCa/P比が高いエサ(カルシウムをプラスしているようなエサ)を普段から与えていたり、ガットローディングして「虫にかける粉」をまぶして与えればリンが多くなることはありません。

「虫にかける粉」はヨーロッパイエコオロギ、、レッドローチ、デュビア、ミルワーム、ジャイアントミルワームなどの栄養価を基に不足しやすい栄養素を補い完全食になるよう計算され配合された爬虫類・両生類用の栄養補強剤です。
ダスティングを行った時に付着する分量(昆虫の重量に対して1.5%~5%程度を想定)でカルシウム・リン比を適正値に収め、またその分量でビタミン・ミネラル・アミノ酸がより適正なバランスを保てるように設計されています。
カルシウム含有量が多く、15種以上のミネラル、必要とされるすべてのビタミンと不足がちなアミノ酸を含んでいます。
※多く摂取させるのは問題ありません(ダスティングで10%を超えることはありません)。

エサ昆虫+「虫にかける粉」のみでもちろん終生飼育可能です。完全栄養食になりますが、昆虫に含まれる脂肪分を減らすことはできませんので、脂肪の量や給餌量は通常通り気をつけていただく必要があります。
※しっかり付着できていればエサ昆虫+本製品で終生飼育できるように設計されていますが、状態を見て人工飼料などと併用してください。

●使用方法
使用前に容器をふって中身を混ぜてください。
①コオロギやデュビア、ミルワームなどに十分まぶして付着させ与えてください。
②ガットローディングにも使用できます。与える昆虫のエサに混ぜたり、振りかけて食べさせてください。与えるエサの量に対して2~10%程度が目安です。
③植物食爬虫類のエサ(野菜など)のダスティングにも使用できます。エサに対して重量比2%前後を振りかけてください。例)小松菜に1%添加でCa/P=6:1くらいになります。
●保存方法
中身が空気に触れないようフタを閉め、冷暗所で保管してください。開封後は消費期限に限らず早めにお使いください。
人工フードをメインで与えている場合は1~3回に1回のダスティングが目安です。
昆虫をメインで与えている場合は毎回~2回に1回のダスティングが目安です。
※個体差があるので状態を見ながら行ってください。
●ミネラル
カルシウムはたっぷり配合、その他ミネラルも十
分な配合、リンは少量配合
●ビタミン
VA、VDなど脂溶性ビタミンは効果を出しつつ過剰摂取にならない分量を想定。
※ダスティングで付着する量であれば過剰摂取の心配はありません。

▼リンの必要性とカルシウム・リン比
エサ昆虫にはリンが多く、添加物などにもリンが多いため、リンは一般的には過剰摂取が懸念される栄養素です。昆虫にダスティングをする場合はリンが入っていないものを選択される方も多いのではないかと思いますが、カルシウムのみの栄養剤(炭酸カルシウムやカキガラなどを原料とするもの)を添加した場合は、例えば昆虫の重量に対して4%程度の添加で、カルシウム・リン比は8:1を超える場合もあります。リクガメで5:1、その他爬虫類は1:1以上で2:1前後が理想とされていますので、カルシウムが多くリンが少ないということになります。カルシウムが多い場合は利用されないだけで極端に多くなければ問題はないと言われていますが、適正なバランスであれば利用効率がいいので、カルシウム・リン比はある程度保つのがベストです。一定量のカルシウムを確保しつつカルシウム・リン比を適正にするには少量のリンの添加が有効です。ですが、エサ昆虫はやはりリンが多いので少し追加するだけでカルシウム・リン比が大幅に下がってしまいます。リンの添加量はシビアです。本製品はエサ昆虫にダスティングした時の一般的に付着する分量の時に一定量以上のカルシウムを維持しつつカルシウム・リン比が適正値の1:1~5:1の範囲に収まるように設計されています。エサ昆虫は種類、栄養状況、生き餌、冷凍など様々な状況が想定されますが、それらの多くの場合を想定しカルシウム・リン比が適正値に収まるように工夫されています。

▼ビタミンD3
日光浴などで体内で合成されるビタミンですが、人工飼育下では少し不足すると言われています。ただし過剰摂取は問題をおこすこともあり、注意が必要な栄養素です。効果のある十分な添加をしつつも過剰摂取が起きない量を想定して配合しています。

▼ビタミンA
雑食・動物食爬虫類は不足しやすいとされる栄養素で、エサ昆虫には含まれていないか、少量の含有です。ですので昆虫をメインで与える場合は原則的にはビタミンAのダスティングが必要と考えています。また過剰摂取も心配される栄養素でもありますが、イヌや他哺乳類などを元に考えると爬虫類においても通常の飼育では過剰摂取は起こりにくいと考えられます。本製品は十分な量を配合しつつ過剰摂取にならない量を想定しています。

成分表示
粗たんぱく質
粗脂肪
粗繊維
水分
カルシウム
 
3%以上
1%以上
4%以下
8%以下
22%以上

リン
鉄分
ビタミンA
ビタミンD
ビタミンE

1%以下
0.15%以上
30000IU/100g
2400IU/100g
80mg/100g
含まれる栄養素
カルシウム、リン、カリウム、マグネシウム、ナトリウム、鉄、銅、亜鉛、マンガン、セレン、クロム、ヨウ素、モリブテン、コバルト、硫黄、塩素、VA(含むβカロテン)、VD3、VE、VK2、VB1、VB2、VB6、VB12、葉酸、パントテン酸、ナイアシン、VC、ビオチン、コリン、イノシトール、トリプトファン、メチオニン、コラーゲン、食物繊維
原材料
炭酸カルシウム、乳酸カルシウム、リン酸カリウム、炭酸カリウム、ブドウ糖、レシチン、食物繊維、カニガラ粉末、硫酸マグネシウム、食塩、クエン酸鉄、銅含有酵母、亜鉛含有酵母、マンガン含有酵母、セレン含有酵母、クロム含有酵母、ヨウ素含有酵母、モリブテン含有酵母、硫酸コバルト、ビタミンA、 βカロテン、ビタミンD3、ビタミンE、ビタミンK2、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、パントテン酸、ナイアシン、ビタミンC、ビオチン、イノシトール、L-トリプトファン、L-メチオニン、コラーゲン

エサ用昆虫を完全食に変える栄養補強剤 虫にかける粉
爬虫類・両生類用サプリメント

参考資料
https://www.stage.jst.go.jp/article/chikusan/92/3/92_265/_pdf)
デュビアローチの栄養成分表|DubiaRoaches.com – Dubia.com
【2019年版】餌虫の栄養価を徹底比較 ‐ コオロギ類、ワーム類、デュビア類を比べてみよう - とある獣医の豪州生活Ⅱ (hatenablog.com)
昆虫・餌の栄養成分分析|コオロギとハニーワーム通販|スフィロアクア (spheroaqua.jp)

2023年6月発売 KBファーム