実験3
水分の違いによる菌糸の再生の差の実験
AND、菌床の新しいのと古いのの菌糸の再生の差の実験

うちの菌床は再生が速いと言われます。一般に新しい菌床は再生が速いです。うちの菌床は新しいものを送ることがほとんどです。だから速いの?それだけ?実は私が一番疑問に思っています。ということで古いのと比較してみました。それと水分の違いによる差も比べてみました。ちなみにアンテなどには3ヶ月たったものの方がいいと言われています。

左から水分約57%、53%、50%で植菌から1ヶ月半の新しい菌床
一番右は水分50%で植菌後3ヶ月の菌床
中身はうちで一番再生の遅いと言われるブナ100菌床

9月5日午後5時現在

詰め替えたばかりです。見た目はこんな感じです。



9月7日午後3時現在
約2日でだいぶ再生してきました。水分が少ない方が再生が速いように見えます。新しいのと古いのでは差がありません。

9月10日午後3時現在
見て違うのは明らかですが、水分が多いのが再生が遅いという解釈より、
水が多いのでそう見えるというのが正しいかもしれません。古いのはきのこが出てきました。菌糸が栄養を蓄えてる証拠ですね。この実験でわかった事は、詰め替え後の色(白いところの量)によって水分量がある程度把握できるということです。水分が多いと黒いところが多く、少ないと白いところが多くなります。経験上わかっていた人も多いかと思います。


9月20日午後5時現在
1番右の古い菌床はかなり白いです。キノコも出てきています。ただ使用にはまったく差し支えありません。オガの腐朽も進み種類によってはいい状態かもしれません。


10月26日午後5時現在
1ヶ月たつと見た目はだいぶ変わりますね。固く詰めないとキノコが出やすいですね。一番右の古いのでもオガはまだまだ大丈夫です。菌床ができてから実質3ヵ月半たってますが全く問題ありません。


2002年2月5日午後2時現在
一番右はコバエ侵入などにより雑菌が出てきています。全体に雑菌による被害が出ています。実験1、2のときはビンをアルコール消毒してから詰めたんですが、こちらはしていません。その差が出てきています。オガは水分が多い順に腐朽が進んでいます。水分量が一番多い左のはそろそろやばそうです。長くもたせる為にはアルコール消毒と質のいいフィルター。この2つが必要になると思います。