菌床(きんしょう) |
オガクズにきのこの菌を回したもの。クワガタ用のものは広葉樹のオガクズに幼虫やきのこに必要な栄養を含んだ添加剤(下参照)を加えて殺菌し、きのこの菌を回しています。きのこの菌はオオヒラタケ菌やヒラタケ菌、カワラタケ菌などが使われます。袋入りやビン入りなど、入っているものによってそれぞれ名称がついています。ビンなどの場合は菌糸ビン(きんしびん)、袋入りの場合は菌床ブロック(きんしょうブロック)、菌糸ブロック(きんしブロック)などといいます。
菌床飼育(きんしょうしいく) →菌床を使って幼虫を飼う飼育方法。 |
マット |
成虫を飼育するときに成虫がもぐるために使用したり、幼虫飼育や産卵用に使用するオガクズを総称してマットといいます。用途や状態により埋め込みマット(下参照)、発酵マット(下参照)などに分類されます。 発酵マット(はっこうまっと) 発酵させたマット。栄養価が入っているものと入っていないものがあります。幼虫飼育や産卵用には発酵していないマットではなく発酵マットが通常使用されます。 |
埋め込みマット
(うまこみまっと) |
産卵木(下参照)や飼育材(下参照)を乾燥防止などの目的で埋める際に使うマット。 |
マット飼育(まっとしいく) |
マットを使って幼虫を飼う飼育方法。種類によりマット飼育に合うものと菌床飼育に合うものがあります。 |
エサ交換(えさこうかん) |
主に幼虫のエサを交換することを指します。幼虫を飼っていると数ヶ月もすると食べているエサが劣化したり栄養がなくなってしまいますので、交換が必要になります。だいたい2ヶ月〜5ヶ月に1度新しいものと交換します。 |
飼育材(しいくざい) |
クワガタムシの幼虫を飼育するための朽木。産卵木と大きく違わないことから産卵飼育材と総称することもあります。一般的によく使用されるシイタケ菌で朽ちたコナラの木を通常コナラ材、クヌギの木をクヌギ材などといいます。カワラ材も飼育材の中の種類になります。飼育材を使い幼虫を飼うことを材飼育(ざいしいく)と言います。 |
産卵木(さんらんぼく) |
クワガタムシの産卵に使う朽木。一般的によく使用されるシイタケ菌で朽ちたコナラの木を通常コナラ材、クヌギの木をクヌギ材などといいます。カワラ材も産卵木の中の種類になります。 |
添加剤(てんかざい) |
クワガタムシやカブトムシの幼虫を飼育するときにマットや菌床に入れる栄養剤のこと。粉のものが多く、フスマなどが代表的。
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補助添加剤
(ほじょてんかざい) |
菌床や添加剤入りマットにはもともと添加剤が入っていますが、それぞれの好みでビンなどに詰め替えるときに補助的に入れることがあります。そのときに使う添加剤のこと。 |
カワラ材(かわらざい) |
カワラタケ菌により朽ちた朽木。天然、人工問わずカワラ材と言います。産卵、幼虫飼育の目的で使用します。 |
飼育ケース
(しいくけーす) |
主に成虫の飼育に使う容器のことを指します。専用に売られているものがあります。 |
灯火採集
(とうかさいしゅう) |
クワガタムシ、カブトムシが灯りに集まる習性を利用して外灯の下を見たり、自ら灯りをつけて行う採集方法。 |
黒ムシ(くろむし) |
黒い色をした虫。主にオオクワガタ、アンタエウスオオクワガタ、ヒラタクワガタなどDorcus属を指すことが多い。 |
色ムシ(いろむし) |
黒以外の明るい色を持った虫。種類は多くニジイロクワガタなどが代表。 |
ペアリング |
オスとメスを同じケースに入れ交尾させること。 |
孵化(ふか) |
卵が幼虫になること。 |
蛹化(ようか) |
幼虫が蛹(さなぎ)になること。 |
羽化(うか) |
蛹が成虫になること。 |
羽化不全(うかふぜん) |
綺麗に羽化できないこと。翅(はね)が綺麗になっていなかったり、虫自体は死んでしまうこともあります。 |